幻想的な天神祭

幻想的な天神祭

藤井神社の天神祭は幻想的

藤井神社の天神社では、毎年7月頃、天神祭が行われますが、この天神祭りは夜祭になります。

この天神祭りは夜祭で、たくさんの「あんどん」に火が灯され、境内がとても幻想的な姿になります。

子供たちが引く山車もやってきて、笛太鼓の演奏が奉納されます。

天神社の扉もこの時ばかりは開かれて、神前にお供え物も飾られます。

夜祭のためにはたくさんの「あんどん」が必要なわけですが、2週間前くらいから準備しなくてはなりません。

まず第一には前年に使用した「あんどん」の紙を全部剥がさなくてはなりません。

この作業を「あんどんはがし」と言いますが、トラックの荷台に作られたプールに水漬し、ヘラなどではがす作業です。

次には紙が剥がされて枠だけになった「あんどん」に紙を貼らなくてはなりません。

これを「あんどんはり」といいます。

大きな部屋に机をならべ、人海戦術で貼っていきます。

その紙は、子供たちの書いてくれた絵です。

その絵がろうそくの光で浮き出てくるのです。とても幻想的な天神祭になります。

年に1回の天神祭りです。

めったに開かれることのない天神社の扉が開かれます。

神前には御神酒や海の幸や山の幸など神饌が飾られます。

この扉は2重になっていて、外側の扉は氏子総代ならばいつでも開くことができますが、内側の扉、すなわち神様のすぐ前の扉は神官でなくては開けることも閉めることもできません。
天神社御供え


日が落ちてしばらくすると、「あんどん」に火が灯されます。

これは境内の中ですが、参道にもこのような火がともります。素晴らしく、幻想的です。

「あんどん」には、子供たちの書いてくれた絵が貼ってありますので、子供本人もその出来栄えを確認しに来てくれますが、一つの「あんどん」には4面あります。

ぐるりと一回りして確認し、違っていれば次のあんどんを確かめます。

たくさんありますから、なかなか大変です。

おじいちゃんおばあちゃんも探しに来てくださいます。
天神祭夜の境内


奥の方に神社のぼりがかすかに認められます。

2本の背の高い幟です。

この神社のぼりは今年(2013)新しく作り直されました。

新品です。

今夜は、初めて皆さんに見ていただくお披露目の夜なのです。
天神祭り神社のぼり


子供たちの奉納隊です。

皆で山車を引っ張ってきてくれました。

後ろに見えるのがその山車です。

道中は、引っ張ってくれる子供と、笛を吹いてくれる子供、。太鼓をたたいてくれる子供など役割分担して来てくれました。

この写真は、天神社の神様に向かって演奏を奉納している所です。

神様側からパチっと一枚失礼しましたが、もちろんフラッシュは使っていません。

天神社で子供の奉納