山車の組立山車の組立
山車の組立藤井神社の山車は、すべて分解され芯柱を残したのみの状態で山車蔵に保存されています。屋根や彫刻などの部品は、別の収蔵庫に保存してあり、祭り直前に組立が行われます。 岐阜県にある高山市の屋台は、完成状態で屋台蔵に保存されていますが、ここ、藤井神社では、全部分解して芯柱のみとした状態で保存されています。 私は高山の出身ですので随分おどろきました。 どうして分解して保存してあるのか不思議でなりません。 そのうち、お聞きしたいと思っています。 ![]() 分解された部分と言いますか、部品は、別の収納庫に保存されています。 大きな何段もある棚に保存してあります。 一つ一つ丁寧に紙にくるんであります。 非常にたくさんの部品を、とにかく大勢で運び出して、きれいに掃除します。 正に人海戦術そのもののように思いました。 ![]() 綺麗にして並べられた部品です。 ものすごい数です。 どこにどれが取り付けられるのか見当もつきません。 一つ一つが、漆塗りの貴重なものです。 昔の人たちの心づくしが忍ばれます。 ![]() 組立が開始されました。 はめ合わせるところに、「は5」などと記号が打ってありますが、ほとんどが人の頭脳で組み立てられていくようです。 上にいる人が、「次は何々を持ってこい!」などとどなっています。 「それじゃないよ、反対側だよ!」など大きな声がとびかっています。 きっと、全部覚えていらっしゃるのでしょう。 ![]() 随分進んできました。 下にはほとんど部品が残っていません。 ほぼ完成のようです。あとは、幕類を取り付ければ完成のようです。 一日中かかるのではないかと思っていましたが、何と、昼ご飯前に終わってしまいました。 すごいものが、すごい速さで完成されていきました。本当にびっくりです。 ![]() |